杉村太蔵さんが2度目の当選 その野望とは?

杉村太蔵さんが当選を果たしたというニュースと聞いて旭川にやってきました。

当選後に取り組むのは、旭川の街を良くするこというの話を聞いてみると…
磯田アナ「太蔵さん、当選おめでとうございます」
杉村太蔵さん「やめてください(笑)この度、旭川平和通商店街振興組合の理事長に就任しました杉村でございます」。
磯田アナ「久しぶりの当選ですね!」
杉村太蔵さん「ひさしぶりの当選ですね。喜んでいる場合じゃなくて、課題山積なんですよ」。

JR旭川駅の目の前に広がる平和通買物公園。日本で最初の「歩行者天国」となった商店街です。杉村さんは、マチの顔ともいえる公園沿いの店舗で作る商店街の理事長に人生2度目の「当選」を果たしました。

実は杉村さん自身も2022年7月から買物公園で事業をしています。最大で25の飲食店が入る複合施設「旭川はれて屋台村」のオーナーであり、商店街の組合員のひとりとして、課題を感じていたといいます。

杉村太蔵さん「旭川って動物園があるからいいけど、美瑛や富良野で遊んで、札幌に帰ってしまい、なかなか一泊してもらえない。1泊してもらえる経済効果って全然違って。1泊してもらうと飲んだり食べたり買い物してもらえる。1泊してもらえるモチベーションになるような魅力的な商店街を作っていきたい」
去年、旭川市が行った調査によりますと買物公園の空き店舗率は約18%。閑散とした印象が強く、商店街の活性化は急務です。

太蔵さんが挙げるキーワードは2つ。
「ひとつは平和通商店街、稼ぐ力を取り戻しましょうということ。稼ぐ力を高めるために、平和通商店街で新規お店を作りたい、会社を作りたい、新規創業者を増やしていく」。
旭川市民の新規創業へ、呼びかけを始めるといいます。具体的には、市民の働き方の選択肢として平和通商店街にお店を出してもらうために、どんな店が持てるのか、どれくらいの家賃、どれくらいのコストがかかるのかの情報を提供するといいます。
「ふたつ目は“つながり”が非常に重要です」
行政と民間、民民連携=民間同士がつながっていくことが極めて重要だと話します。旭川空港には去年12月、LCC=格安航空会社・ジェットスターの成田便が就航しました。就航3か月での搭乗率は75%を超え、旭川エリアへの集客の拡大が期待されています。道外・海外から人を運ぶ空の便から、バスやタクシーなどの2次交通、宿泊施設までをつなげる「民間の連携」に商店街を上げて取り組む計画です。
旭川駅前の旧西武跡地にグローバルなラグジュアリーホテル、レストランを誘致する目標も掲げます。
任期は2年。杉村新理事長の目指す商店街とは?
「札幌の大通公園に並ぶくらいの買物公園にしたい。十分価値のある、ポテンシャルのある通りになる。ちょっと大きく出ましたけど、そのくらいの夢を持ってやりたい」と力を込めます。

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