【スターダム】IWGP女子王者・岩谷麻優が〝猪木イズム〟を体感「最多防衛記録13回を目指したい」

IWGP女子ベルトを肩に「ダーッ!」を決める岩谷麻優

女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者で〝アイコン〟こと岩谷麻優(31)が5日、都内の故アントニオ猪木さんのマネジメント事務所「猪木元気工場(IGF)」を表敬訪問した。

岩谷の持つIWGP女子王座は、猪木さんがかつて提唱したIWGP構想の流れをくむベルト。IWGPの初代王者ももちろん猪木さんだが、岩谷は猪木さんが巻いた初代のIWGPベルトを掲げたり、「闘魂」と記された猪木さんの直筆色紙を手にしたりして、今は亡き〝燃える闘魂〟に触れた。

「猪木さんは遠い存在すぎて同じプロレスラーという実感がなかったけど、ここに来て、つながってないことはないんだなと。自分が受け継ぐとはめっそうもなくて言えないが、少しでも女子でもこういうベルトがあるんだよ、IWGP女子って言ったら岩谷と思われるようになりたい」と改めて「IWGP王者」としての決意を口にする。

4月27日横浜BUNTAI大会で、ライバルで闘魂継承を掲げるSareeeとIWGP女子王座をかけて戦ったことも大きかった。「Sareeeとの試合は私にとってのベストバウトに入る。IWGPの立ち位置をSareeeが示してくれた」と〝猪木イズム〟に目覚めたという。

V6戦の相手にはアイスリボンの藤本つかさが確実。だが「ぶっちゃけ、男子も女子も歴史を知らないままプロレスラーになったけど、このベルトを巻いてからは周りからも『猪木さんが作ったベルトで、こういった歴史がある』と言われてきた。ファンの方からも『軽々しく(IWGP)ベルトを作るんじゃない』との批判もあった。だからこそ、私がチャンピオンになったからには『このベルトを作ってよかったね』に変えたい。そのために、IWGPの最多防衛記録13回を目指したい」ときっぱり。

オカダ・カズチカの持つIWGP(ヘビー級王座)の最多防衛12回の更新を誓っていた。

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