1963年のインディ500ウイナーのパーネリ・ジョーンズが90歳で亡くなる

 6月4日、ロジャー・ペンスキーとインディアナポリス・モータースピードウェイは声明を発表し、1963年のインディ500ウイナーで、レーシングドライバー、チームオーナーとして活躍したパーネリ・ジョーンズが亡くなったと発表した。90歳だった。

 パーネリ・ジョーンズは、本名ルーファス・パーネル・ジョーンズ。“パーネリ”の愛称で親しまれたドライバーで、インディカー、NASCARで活躍。1963年にはインディ500で優勝を飾った。また1967年のインディ500では、ガスタービンエンジンを使用したSTPパクストン・ターボカーでレースをリードしたことでも知られる。またオフロードにも進出し、1971年、72年とバハ1000を連覇している。

 さらに、パーネリ・ジョーンズ・レーシングのオーナーとして1970〜72年にインディカーを戦ったほか、1974年〜76年にはパーネリVPJ4/VPJ4Bを投じ、マリオ・アンドレッティのドライブでF1にも参戦した。

 そんなジョーンズが6月4日、90歳で亡くなった。ともに声明を発表したロジャー・ペンスキーは「レース界は偉大なレーサーであり、真のチャンピオンであった人物を失った。パーネリ・ジョーンズは歴史上最もすぐれたレーサーのひとりであり、彼の強い気持ちと勝利への意志により、私が戦ったなかでも最もタフなひとりだった」と弔意を述べた。

「彼とトラックで、そしてチームオーナーとして競い合うとき、私は常にパーネリの情熱と彼が愛したモータースポーツへの献身に経緯を払っていた。私は長年パーネリを良き友人と呼べたことを誇りとしており、モータースポーツの真の伝説のひとりを偲び、彼の家族に思いを寄せている」

1963年のインディ500を制したパーネリ・ジョーンズ

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