ボートレース福岡のＧⅢ「オールレディース ＬＯＶＥ ＦＭ福岡なでしこカップ」は５日、準優勝戦が行われた。
優勝戦の注目は地元・野田部宏子（３３＝福岡）だ。準優１２Ｒはまさに〝野田部劇場″だった。４コースからコンマ０８のトップスタートを決めると、鮮やかなまくり差しで抜け出し見事１着。当地ではうれしい初優出を果たした。
「まくりしかできないので、それしか考えていなかった。まくりに行こうと思ってハンドルを入れていた分、いいスピードで入れましたね。良かったです」と喜びいっぱいで会心の勝利を振り返った。
「足自体もいいですよ。相手次第では伸びられる人もいるけど、出足も伸びも少しずついい。バランスが取れていて、実戦型だと思う。ペラはほぼノーハンマー。優勝戦もよほど天候が変わらなければこの辺りで行く」と相棒を評価。と最終決戦に向けてしっかり準備は整っている。
優勝戦に向けて「まくりたいけど、なかなかまくらせてもらえないですからね。全速で行って準優みたいに踏み込めれば。まくり差しではなくて〝まぐれ差し″を狙います」とニヤリ。「負けてもともとですから。マニアックなファンの人たちのためにも優勝できるように頑張りたい」と力を込める。
