鎌田大地に続き…トゥドール監督もラツィオ退団を決断、クラブとプロジェクトで折り合いつかず

3カ月でラツィオと別れを決断したというトゥドール監督[写真:Getty Images]

日本代表MF鎌田大地が退団するラツィオ。シーズン途中に就任したイゴール・トゥドール監督(46)も退任することになるという。

今シーズンはマウリツィオ・サッリ監督が指揮してスタートしたラツィオだったが、チームの成績はパッとせず、成績不振で辞任。トゥドール監督は、3月に就任し、11試合を指揮した。

セリエAでは9試合を指揮し、5勝3分け1敗と改善を見せると、コッパ・イタリアは準決勝でユベントスの前に敗れて決勝進出を果たせなかった。

トゥドール監督は、サッリ監督の下で不遇の時間を過ごしていた鎌田を重宝するなどし、チームを改善に導いていた中、頼りにしていた鎌田の残留を希望。鎌田も残留する気だったが、クラブとの交渉がまとまらずに退団が決定していた。

イタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、トゥドール監督は2年目のオプション付きの契約を結んでいたが、クラブのプロジェクトに関してクラウディオ・ロティート会長と、アンジェロ・ファビアーニSD(スポーツ・ディレクター)との会談を行うも、合意点を見出せず、クラブを去ることを決断したという。

鎌田の退団がどこまで影響したかは定かではないが、交渉を行わないというクラブの方針では、自身の描く未来像は果たせないと感じたのだろうか。

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