【日本代表のミャンマー戦スタメン予想】可変型3バックを採用か。攻撃的WB、中盤の“元川崎トリオ”にも注目

日本代表は6月6日に開催される北中米ワールドカップ・アジア2次予選で、ミャンマー代表と敵地ヤンゴンで対戦する。

すでに今年9月から始まる最終予選進出を決めているため、11日のシリア戦を含むこの6月シリーズで新戦力を試す可能性もあったなか、大幅なメンバーの入れ替えはしなかった。

ただ森保一監督は、既存のメンバーで新たに可変型の3バックを試すつもりのようだ。3日の練習初日から、ある程度メンバーを固定しつつ、3バックと4バックの両方で実戦練習を行なっていた。

これまでは、1つの代表ウィークで2試合ある場合は、コンディションを考慮しつつ、1試合が主力級、もう1試合はややメンバーを落としてスタメンを組む傾向にあった。

だが、今回は2試合でそれほど差のないAとBの2チームを作り、ほぼ総入れ替えするのではないか。実戦練習から、そんな思惑が読み取れた。

AとBのどちらをミャンマーとの初戦にぶつけるのか。判断が難しい面もあるが、3-4-2-1でスタメンを予想した。

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今冬のアジアカップで正守護神を務めた鈴木彩艶(シント=トロイデン)がU-23代表に回ったGKは、順当なら大迫敬介(サンフレッチェ広島)が先発するだろう。ただ、前川黛也(ヴィッセル神戸)や谷晃生(FC町田ゼルビア)を試すかもしれない。

3バックは、右から谷口彰悟(アル・ラーヤン)、冨安健洋(アーセナル)、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)。谷口が中央に入る可能性もある。

特徴的なのが攻撃的なウイングバックで、右に相馬勇紀(カーザ・ピア)、左に中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)と両アタッカーが担うと見る。

ダブルボランチは、田中碧(デュッセルドルフ)と守田英正(スポルティング)。キャプテンの遠藤航(リバプール)は2戦目に回ると予測した。

2シャドーは、右に堂安律(フライブルク)、左に旗手怜央(セルティック)。流動的に動く後者は、川崎フロンターレ時代に共闘した田中や守田との好連係が期待できる。

そして1トップは上田綺世(フェイエノールト)ではなく、小川航基(NEC)を初先発で抜擢すると見立てた。

4-1-4-1(4-3-3)に可変する場合は、最終ラインが右から相馬、谷口、冨安、町田。アンカーが守田で、インサイドハーフが田中と旗手、元川崎トリオが中盤を構成する。

両サイドハーフは右が堂安、左が中村で、1トップが小川という布陣だ。

これがAチームだとすると、Bチームは、3バックが右から橋岡大樹(ルートン)、板倉滉(ボルシアMG)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、ウイングバックは右が菅原由勢(AZ)で左が前田大然(セルティック)、ダブルボランチが遠藤と鎌田大地(ラツィオ)で、2シャドーは久保建英(レアル・ソシエダ)と、南野拓実(モナコ)か鈴木唯人(ブレンビー)、1トップが上田だ。

こちらのチームを初戦に送り出す可能性も考えられる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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