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平塚市は、医療的ケア児の保護者が必要な情報を入手できるよう、各種サービスや制度をまとめたハンドブックを作成した。
医療的ケア児とは、NICU(新生児集中治療室)に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろうを使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な18歳未満の障害児を指す。市によると、医療的ケア児は市内に30人ほどいるという。
同ブックは、日常的に医療的ケアが必要な子どもと生活する家族に向け、困ったときや相談したいことがあるときなどに活用してもらおうと作成。病院を退院し自宅での生活が始まる際、今後必要となる支援や、受けられる福祉サービスについての相談窓口や利用方法、連絡先などがまとめられている。
A4判34ページ。市内在住の絵本作家・西野沙織さんのイラストが添えられており、温かみを与えている。
作成した市こども家庭課の池田健人さんは、「医療的ケア児はあまり知られていない存在なので、ハンドブックをきっかけに一緒に育っていける社会になれば。今後教育の場でも医療的ケア児と触れ合うことで、優しい気持ちが育つと思う」と話した。
問い合わせは同課こども発達支援室くれよん【電話】0463・32・2738。