家電流通業界に特化した接客AIサービス創出へ│ヤマダホールディングスとavatarinが業務提携

株式会社ヤマダホールディングス(群馬県高崎市)と、avatarin株式会社(東京都中央区)は、ヤマダホールディングスの「くらしまるごと」戦略による事業成長にあたり、家電流通業界に特化した接客AIサービス創出に向けた業務提携の締結に合意した。

衣食住の「住」をまるごと支え、社会インフラに位置付けることが可能なヤマダホールディングスの事業。人口減少や少子高齢化、世界的な環境課題の深刻化など、市場環境が大きく変化するなか、「くらしまるごと」戦略による経営をより強固なものにし、事業成長を加速している。それにより、今後の出店拡大に伴う店舗の省人化と消費者の購買行動変容のため、店舗における顧客体験向上が一層求められている。

avatarin株式会社は、ANAホールディングス発のスタートアップ企業。アバターを中心として「遠隔からAI化」という独自の技術を用いて、コミュニケーションに特化したAIサービスの開発を目指している。独自のAIロボティクス技術を活用し、国内外で1万を超える拠点を有するヤマダホールディングスの持つ接客スキルを反映したAIサービスの創出を目指す。

ヤマダホールディンクスとの提携により、これまで取得できなかった家電流通業界の接客スキルのデータを反映した接客AIサービスの開発を行う。まずは各業界のプロフェッショナルがロボットを遠隔操作するサービスを構築。見る、聞く、話す、動くなどのマルチモーダルなデータを取得し生成AIなどと組み合わせることで、チャットだけではない、見て、聞いて、話して、動くことのできるマルチモーダルAI化を進めていく予定だ。

【業務提携内容まとめ】
①家電流通業界に特化した接客AIサービスの開発
・接客AIサービスを活用した店舗における接客の接点増加
・接客AIサービスの家電流通業界への横展開

②家電流通業界に特化した接客AIサービスの小売業界への展開
・ヤマダホールディングス5つの事業のうち「住建」「金融」「環境」「その他」への接客AIサービスの展開
・開発した接客AIサービスを基にした、接客以外(在庫や宅配など)に対するAIサービスの開発

③人手不足対策
・ヤマダホールディングスグループの働き方改革
・全国リソースの有効活用(店舗間の人材シェアを想定)

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