「ツール・ド・九州」大分ステージは10月12日、別府から日田までの138キロ【大分県】

大分ステージのコース

 大分、福岡、熊本の3県が舞台となる国際自転車ロードレース「ツール・ド・九州2024」(10月11~14日)の詳細が決まった。12日の大分ステージがレース初日となり、別府市から日田市までの全長138キロ。地元のプロレーシングチーム「スパークルおおいた」が2年連続で参戦する。

 北九州市である1日目はエキシビションで、レースは大分ステージから始まる。立命館アジア太平洋大(APU)をスタートし、九州横断道路などを通って長者原を通過。日田市街地の周回コースを2周し、大原八幡宮前にフィニッシュする。

 13日は熊本阿蘇ステージ、14日は福岡ステージ。4日間で400キロ以上を走る。世界に18チームしかない最高カテゴリーのチームを含め、国内外から108選手が出場する見通し。

 国際自転車競技連合(UCI)が認めたサイクルロードレースは国内に6カ所あり、ツール・ド・九州は2番目に高いランクに位置付けられている。大会は昨年10月に続いて2回目で、大分県は2年連続でコースとなる。

 昨年9月にあった北海道のロードレースでは死亡事故が起きた。ツール・ド・九州は一般自動車の誤進入防止や道路の陥没チェックなど安全対策を徹底する。

 5日の定例会見で佐藤樹一郎知事は「昨年の大会は予想以上に盛り上がった。スポーツ振興にもつながるイベント。安全第一で実施したい」と話した。

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