大手デベロッパーの業績が好調 好調なマンション分譲が強く牽引

__大手デベロッパーの業績が好調で、売上高、利益の過去最高の数字が並ぶ。
その業績を牽引している大きな要因の一つが根強い需要に支えられるマンション販売だ。__

大手不動産各社の2024年3月期決算が出揃った。経済の緩やかな回復基調が続くなか好調に推移する不動産市況を受け、軒並みの好業績が並ぶ。

三井不動産は売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも業績予想を上回り過去最高を更新、住友不動産も営業利益、経常利益、純利益はいずれも過去最高を更新した。東急不動産ホールディングスも売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が過去最高で、中期経営計画の営業利益目標、純利益目標を2年前倒しで達成した。

賃貸オフィスは都心部を中心に空き室率が改善、行動制限・入国制限が解除されるなか商業施設やホテルの稼動率も高まった。こうしたなかでも特に注目されるのがマンションを中心とする住宅分譲市場だ。

価格高騰、供給減も旺盛な需要

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