2年連続電気自動車販売台数No.1! 人気の軽BEV、日産「サクラ」が一部仕様向上

日産は2024年5月30日、同社の軽電気自動車「サクラ」と、90周年記念車の「サクラ 90th Anniversary」を一部仕様向上し、2024年6月4日より発売すると発表した。

バックビューモニターなどをベースグレードにも装備し使い勝手を向上

日産自動車の創立90周年を記念して販売されているサクラ 90th Anniversary。

軽の電気自動車である日産「サクラ」は、軽自動車ならではの小回り性能や力強くなめらかな加速による運転のしやすさ、そして国からの補助金によりさらに買いやすくなる車両価格や、日々のランニングコストによる経済性メリットなどが好評だ。

これは販売台数で裏付けられており、2022年度と2023年度の2年連続で電気自動車(BEV)販売台数No.1を獲得している。

ちなみに2023年度の販売台数は3万4083台で、これは輸入車を含めたBEVの約41%にもなる。つまり、BEVの5台に2台はサクラという人気ぶりで、日本のBEVでは一人勝ちと言ってもいい状況だ。

サクラは20kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は180kmとなる。

そんなサクラが登場したのは2022年5月のこと。それから2年が経過したが、初めての一部仕様向上が行われた。

今回の一部仕様向上では、X・Sグレードにバックビューモニターとディスプレイ付自動防眩式ルームミラーを、Gグレードには助手席にもヒーター付シートを標準装備し、使い勝手の向上を図っている。

また、Amazon Alexaを、EV専用NissanConnectナビゲーションシステムに搭載した。

ボディカラーは、シルキーライラック/チタニウムグレーの2トーンを新規に採用している。

同時に仕様向上が図られたサクラ90周年記念車については、90th Anniversary専用シート(テーラーフィット、90th Anniversaryタグ)、カッパールーフサイドステッカー、専用14インチブラックアルミホイールが標準装備となる。

カッパー加飾〈インストパネル、ドアフィニッシャー〉を標準装備としたGグレード。プレミアムインテリアパッケージはメーカーオプションとなる。
新しく採用されたシルキーライラック/チタニウムグレー(2トーン)。ボディカラーは全15色におよぶ。

■日産 サクラ 価格表

※日産 サクラは、令和5年度補正予算で55万円の CEV補助金対象車となっている。(2024年5月30日時点)

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