県産牛乳たっぷり「くまモンの蒸しパン」 フジパン、県内セブン-イレブンで販売

「くまモンの蒸しパン」を手に並ぶ関係者=4日、熊本市中央区
セブン-イレブンに並ぶ「くまモンの蒸しパン」=4日、熊本市中央区

 フジパン(名古屋市)とセブン-イレブン・ジャパン(東京)は4日、熊本県産牛乳を使った「くまモンの蒸しパン」(129円)の販売を始めた。「牛乳月間」の6月に合わせ、生産資材の高騰や牛乳の消費量減少で苦境が続く酪農家を支援する企画。県内のセブン-イレブンで来月3日まで販売する。

 蒸しパンはミルク、カフェオレ、プリンの3種類で、全てに県産牛乳「草原燦歌[そうげんさんか]」を使用。生地表面にくまモンを描いた。ミルクとカフェオレは生地の20%に牛乳を使い、しっとりとした口溶けの良い食感に仕上げた。プリンは、卵とカラメルの2種類の生地の中にカスタードクリームを入れた。

 フジパンは昨年6月に県内のセブン-イレブンであった熊本フェアを受け、熊本をより盛り上げる商品を作りたいと企画。フジパン九州事業部の西村敬CVS担当部長(64)は「地元産にこだわって熊本をアピールし、県産牛乳の消費拡大にもつながる」と期待を込めた。(諌山美羽)

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