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食パンの値段の推移
現在、食パンがどのくらいまで値上がりしたのかを見てみましょう。総務省が発表している「小売物価統計調査」で東京都区部の小売価格によると、2023年4月は食パン1キロが500円となっています。
しかし、2024年4月には524円になっており、1年間で24円値上がりしたことが分かります。もっとも高いのが2023年7月と12月の529円です。
時期によって価格に若干の上がり下がりはありますが、全体的に見ると価格は上昇しています。今後も値上がりが続く可能性は十分にあるので、食パンを買うにも家計に大きな影響を与えるでしょう。
パンを手作りするといくらになる?
では、パンを手作りするといくらになるのでしょうか?
今回は、富澤商店で買った場合の値段を比較していきます。
食パンの場合
食パンを手作りする際にかかる費用を、図表1にまとめました。
図表1
富澤商店ホームページより筆者作成
食パン1斤の値段は178.97円です。ベーカリーショップで買うパンよりは費用が抑えられることが分かります。手間はかかりますが、食パンにかける費用を抑えたいなら手作りがおすすめです。
総菜パンの場合
総菜パンを手作りする際にかかる費用表2にまとめました。
表2
富澤商店ホームページより筆者作成
総菜パンのベースにかかる費用は、194.05円です。別途、好みの総菜やジャムなどを追加します。作るパンの種類などによりますが、ベーカリーショップと比べると比較的値段は安いです。
パンを手作りするメリット
パンを自作すると安上がりになるだけでなく、ほかにもたくさんメリットがあります。
以下で、パンを自作することのメリットについて具体的に説明します。
添加物が入っていない
市販のパンには、トランス脂肪酸や乳化剤など添加物が多く入っています。パンの手作りは、添加物が含まれていない材料を一からそろえられるのがメリットです。
また、砂糖やバターなどの調整も自分でできるため、カロリーを抑えたい方にもおすすめです。手作りのパンは、健康に優しいといえます。
焼きたてのパンが食べられる
ベーカリーショップでも、時間を事前にチェックしていないかぎり焼きたてのパンにめぐり合うことが少ないです。焼きたてのパンを買ったとしても、自宅で食べる頃には冷めてしまいます。一方、パンを手作りすれば好きな時間にいつでも焼きたてが食べられます。
タイマー設定ができるホームベーカリーもあるので、食事の時間に合わせて焼きたてのパンが作れます。出来立てを食べられるのが、手作りならではの魅力です。
安く抑えたいなら手作りがおすすめ
パン作りは材料をそろえたり、時間がかかったりと少し大変な部分はありますが、安く抑えたいなら手作りがおすすめです。手作りのパンは、自分好みの味にでき、焼きたてが食べられるメリットもあります。
現在は安価なホームベーカリーも売っているので、まずは一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
出典
総務省統計局 小売物価統計調査 (動向編) 月次 「1001 うるち米(単一原料米,「コシヒカリ」)」~「2183 学校給食(中学校)」
株式会社富澤商店
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー