中国地方5県の合計特殊出生率、トップは島根の1.46 広島は1.33 出生数は?

都道府県別の合計特殊出生率

 厚生労働省は5日、2023年の人口動態統計(概数)を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は8年連続で低下し1.20(前年1.26)と、データのある1947年以降で過去最低となった。生まれた赤ちゃんの数(出生数)は過去最少の72万7277人、死亡数は過去最多の157万5936人となり、自然増減数は84万8659人と過去最大の減少となった。

 中国地方で合計特殊出生率が最も高かったのは島根県で1.46(同1.57)だった。他の4県は鳥取県1.44(同1.60)、山口県1.40(同1.47)、広島県1.33(同1.40)、岡山県1.32(同1.39)だった。

 出生数は広島県が1万6682人、死亡数3万5563人で1万8881人の自然減だった。山口県は出生数7189人、死亡数2万1253人で1万4064人の自然減、岡山県は出生数1万1575人、死亡数2万5281人で1万3706人の自然減となった。島根県は6702人の自然減、鳥取県は5025人の自然減となった。

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