ハマス、ガザ停戦案「前向き」 仲介国と協議、揺さぶりか

イスラエルの攻撃後、病院に運ばれる子ども=5日、ガザ地区・デールバラハ(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】カタールのムハンマド首相兼外相とエジプト総合情報庁のカメル長官は5日、カタールの首都ドーハで、イスラム組織ハマスの複数の幹部とパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止や人質解放を巡り協議した。米ニュースサイト、アクシオスが報じた。ハマスのハニヤ最高指導者は戦闘終結とイスラエル軍のガザ撤収を基本としたどんな提案も「前向き」に考えると語った。

 協議の土台はバイデン米大統領が5月末に公表した新停戦案。イスラエル側の提案とされるにもかかわらず、イスラエル政権内で反発が出るなど混乱が広がる中、ネタニヤフ首相を揺さぶる狙いがありそうだ。

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