大谷翔平、怪物撃ち15号 2安打2打点もド軍10失点大敗…HR不敗神話も9でストップ

15号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

5打数2安打2打点、打率.322&OPS.988

■パイレーツ 10ー6 ドジャース(日本時間6日・ピッツバーグ)

ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地のパイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で5試合ぶりの15号2ランを放った。5打数2安打2打点で打率.324。チームは6-10で敗れて2連敗を喫した。

最速164キロを誇る怪物新人スキーンズとの初対決。大谷の一撃は7点差の3回1死一塁だった。真ん中高めの100.1マイル(約161.1キロ)の剛速球をバックスクリーンへ。敵地を騒然とさせる15号2ランとなった。メジャー通算185本塁打に伸ばしたが、100.1マイルの剛速球を本塁打にするのは自身初めてだった。

敵地のPNCパークは今回の3連戦が初見参。エンゼルス時代に同地への遠征はなく、この本塁打で日本人最多を更新する27球場目のアーチとなった。打球速度105.6マイル(約169.9キロ)、飛距離415フィート(約126.5メートル)、角度32度。リーグの本塁打争いではブレーブス・オズナに2本差に迫った。

前日4日(同5日)、元通訳の水原一平被告がカリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で銀行詐欺と虚偽の税務書類作成の罪を認めた。大谷は「この事件に終止符を打ち、前に進む時期が来たと思ってます。これからもこのチームの一員として少しでも勝利に貢献できるよう集中して行きたいと思っております」と声明を発表。一夜明け、再出発の一発となった。

怪物スキーンズには初回1死で3球三振。5回1死一塁の右前打で5試合ぶり、今季24度目のマルチ安打をマークした。7回1死は剛腕チャップマンに空振り三振を喫し、一発が出れば1点差だった8回2死二、三塁では大きな右飛に倒れた。

大谷が本塁打を放った試合は4月21日(同22日)の本拠地・メッツ戦から9連勝中だったが、この不敗神話もストップした。(Full-Count編集部)

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