ビクター、1万円切り小型ノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「HA-A30T2」。前モデルから各機能を強化

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、マルチポイント接続やスマートフォンアプリ連携への対応など従来モデルから機能強化を図った完全ワイヤレスイヤホン「HA-A30T2」を6月下旬に発売する。オープン価格だが税込9,900円前後での実売が予想される。

HA-A30T2

本体の重さが片側約4.5gと小型軽量で、ノイズキャンセリング機能にも対応する完全ワイヤレスイヤホン。2022年5月に発売した「HA-A30T」の後継モデルにあたり、上述の通りマルチポイント接続やスマホアプリでの各種操作に新対応するなど機能強化を図っている。

なお、同社では完全ワイヤレスイヤホンの新モデルと見られるティザーサイトを先日から公開しているが、同サイトで明かされている製品シルエットや、正式発表日と見られる「2024.06.07」という数字から判断するに、今回のモデルとは別製品だと思われる。

iOS/Androidアプリ「Victor Headphones」によるスマホ連携では、音量操作やサウンド調整、タッチ操作の割り当て変更、ノイズキャンセリング機能のオンオフなどといった各種操作が可能。パラメトリックイコライザーによる音質調整も行える。また、本体ファームウェアのアップデートもアプリから実行できる。

アクティブノイズキャンセリング機能は、、風切り音を抑制するウインドカットモードを新たに追加。また、ノイズキャンセリングの効果を高めるために、やわらかい素材で遮音

性に優れたイヤーピースを採用している。

Bluetoothは、前モデルがバージョン5.2だったところからバージョン5.3へと進化。コーデックも従来はSBCのみへの対応だったが、今回はAACにも対応した。

バッテリー性能も強化。イヤホン本体単体での再生時間が最大11時間、付属の充電ケース併用時で最大27時間と、それぞれ従来の最大9時間/最大21時間(※いずれもノイキャンオフ時)から長時間再生を実現させている。

なお、ノイキャンオン時のバッテリー持続時間は本体が最大8.5時間で、充電ケース併用で最大20.5時間。こちらも従来の最大7.5時間/最大17時間から伸ばしている。そのほかクイック充電にも引き続き対応している。

前述のとおりイヤホン本体が片側約4.5g、充電ケースも23.7gというコンパクトさを実現。本体こそ従来モデルから0.3gほど重量が増したが、充電ケースは4.3g軽くなったことに加え、ケースのサイズもより小型化させている。

また、本体のデザインについて従来モデルでは「装着したときに大きく見える/飛び出して見える」といった声もあったとのことで、そうした面も改良し装着感を向上させたとしている。

全5色のカラバリを用意

ドライバー口径は従来から引き続き6mm。カラーバリエーションとして、グリーン/ピンク/パープル/ホワイト/ブラックの5色を用意している。

そのほか、イヤホン部分をタップするだけでマイクのオンオフが可能なマイクミュート機能を備えていたり、片耳だけの使用も可能。パソコンとPCなど2台の機器と同時接続できるマルチポイント接続への対応を含めて、昨今のリモートワーク需要にも適したモデルだとアピールしている。

交換用イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズを付属(Mサイズは本体に装着済み)。充電用USBケーブルも付属する。

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