侍JAPAN監督/井端弘和が教える捕手の守備/スローイングのやり方とは!?【少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」】

守る

野球の「打つ」「走る」「投げる」「守る」のプレーのうち、一番難しいのが実はこの「守る(捕る)」プレーです。その分、守れるチームは強いです。指導者はあせらずに根気強く見守りましょう。まず、【初級編】では捕ること、捕球動作。そして【中級編】では投手、捕手、一塁手の基本的な守備について。さらに【上級編】では内野手、外野手の基本的な守備について。また、カバーを含めたフォーメーション(守備位置、動き)について説明します。

捕手の守備=スローイング

学年の捕手はダイヤモンド対角線29.70 メートル。高学年の捕手はダイヤモンド対角線32.53 メートルを投げられるようにする。

スローイング【1】

スローイング【2】

二塁送球はまず左足を前に出してステップを踏み、構えていた位置より前に出て投げ切る。

二塁手・遊撃手がジャンプするような「高い二塁送球」になってしまうと、タッチができず、走者をアウトにできない。悪送球なら、走者は三塁に進んでしまう。ワンバウンドでも「低くて速い」球を投げる。

スローイング【3】

スローイング【4】

◦練習ではノーバウンドで届かせるように努力する。

◦最初からワンバウンドで投げると決めているなら、中途半端なバウンドではなく、二塁手・遊撃手が捕りやすいバウンドで投げる。

【出典】『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』 著:井端弘和

【書誌情報】
『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』
著:井端弘和

侍JAPANの日本代表監督、井端弘和氏が指導する少年野球の基本的プレー解説書。野球の根幹になる「打つ」「走る」「投げる」「守る」の4つのプレーに関して、初級・中級・上級の難易度別にステップアップできるよう写真とイラストで丁寧に解説します。世界を代表する選手も、日本の部活でプレーする選手も、この4つの基本に関して特別違うことをするわけではありません。確実にプレーを習得しステップアップしていくことで、世界レベルの基本に迫れます。「教えて井端さん」の野球コラムも章ごとに掲載。少年野球をプレーする生徒、指導者にとって、基本を見直したり、知ってるようで知らなかったプレーを見直す、必読の一冊です。

© 株式会社日本文芸社