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[ヨハネスブルク 5日 ロイター] - 南アフリカ準備銀行(中央銀行)は5日公表した半期に1度の金融安定報告で、世界各国の選挙、地政学的緊張、弱い国内市場環境がもたらすリスクにもかかわらず、同国の金融システムは強靭さを維持するとの見通しを示した。
今年は70カ国以上で選挙が行われる。南アフリカでは先週の総選挙で、与党アフリカ民族会議(ANC)が過半数割れとなった。
中銀は政策変更の可能性が市場のボラティリティー拡大につながっていると指摘した。
ANCは5日、複数政党との挙国一致内閣を検討していると明らかにした。
中銀は政府債務への高いエクスポージャーと全体的に脆弱な財政状況が市場の耐性を弱めていると指摘。
その上で、預金保険の導入や、銀行・保険会社を含むより広範な金融セクターのストレステスト(健全性審査)を通じて、セクターの安全網強化が着実に進んでいるとした。