「戦争体験者の声や現在の知見を多角的に紹介」 子ども新聞ワラビー特別版、学校配布を報告 【電子新聞あり】

ワラビー「沖縄戦を学ぼう特別版」の発行を半嶺満県教育長(右)に報告する宮城栄作局長=5日、県庁

 沖縄タイムス社の宮城栄作編集局長は5日、県教育庁に半嶺満教育長を訪ね、子ども新聞ワラビー「沖縄戦を学ぼう特別版」発行を報告した。

 特別版はタブロイド判16ページ。沖縄戦の「悲劇の始まり」の場所とされる首里城地下の第32軍司令部壕や、南西諸島での自衛隊の強化「南西シフト」などの記事で構成し、沖縄戦や平和について幅広く学べる。沖縄戦の体験談やクイズも掲載している。

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 特別版はタイムス販売店を通して県内の小中高校や特別支援学校の児童生徒に順次、配られている。

 宮城局長は「戦争体験者の声や現在の知見を多角的に紹介している。『慰霊の日』に向けた平和学習に役立ててほしい」と希望した。

 半嶺教育長は「戦争の語り部が減っていく中、貴重な教材として活用したい。沖縄戦の教訓の次代への継承に取り組む」と感謝した。

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