エアカラン、国際線の一部便運航再開 あす成田へ

エアカランは、国際線の一部の商用便の運航を、6月5日から再開した。

ニューカレドニアでは5月13日以降、独立派による抗議活動の激化により、道路の封鎖、略奪、建物・車両などに火を点ける行為などが発生し、フランスのマクロン大統領は5月15日、ニューカレドニアの治安情勢の悪化に対処するため、全土に非常事態を宣言している。外務省は、危険レベルを引き上げ、不要不急の渡航中止を勧告している。

エアカランでは、乗員乗客の安全面やRT1道路の交通状況、外出禁止令、空港の運用状況などを考慮し、5月14日から全てのフライトの運航を停止していた。6月5日にはフィジーのナンディへ1便を運航した。6月6日にはシドニー、6月7日には東京/成田とブリスベンへの商用便を運航する。

すでにニューカレドニアから国外へ退避を希望していた邦人は、フランスが手配した救援便などでシンガポールやオーストラリアへ脱出している。

これ以外の便は欠航となり、ヌメアのトントゥータ空港の閉鎖は継続される。欠航便は再予約が可能で、9月30日までの旅行は無料で予約変更ができる。

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