晴原(山下智久)を中心に団結して集中豪雨と対峙するSDM!しかし上野(平岩紙)に悲劇が<『ブルーモーメント』第7話完全版>

『ブルーモーメント』第7話あらすじ完全版

「私が奪った、あなたのかけがえのない人の命を──」。

【写真19枚】『ブルーモーメント』第7話を写真で振り返り!

突然、上野香澄(平岩紙)から告げられた晴原柑九朗(山下智久)。戸惑う雲田彩(出口夏希)。

上野は5年前の関東南部豪雨の時、園部灯(本田翼)と一緒にいたこと、そして灯の指示通りに行動した人たちは皆助かっていたことを打ち明けた。

無線でその話を聞いていた園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)は、なぜ灯が危険を冒してでもその場を離れたのか上野に尋ねる。

そのことを話そうとするが手が震えてしまう上野。そんな上野に晴原は「それ以上は今じゃなくていいです。記憶の中の灯に会えたような気がしました」と話す。

上野がSDMを離れる決意を晴原に伝えるなか、指揮車両にアラートが鳴り響いた。

会場竜巻発生!船同士の接触事故が…

海上竜巻に巻き込まれた気象観測船と漁船が接触事故を起こした。さらに気象観測船は多量の水蒸気を観測する。

晴原は、「その水蒸気が線状降水帯を生みだし、東海地方で集中豪雨が起きる」と予測。その豪雨は、5年前の関東南部豪雨と同程度の威力だった。

晴原は5年前の記憶がフラッシュバックしながらも、この事態に対応することだけを考える。

しかし、園部肇一(舘ひろし)が国際防災会議で不在のため、現場の指揮のみで動くことになったSDMメンバー。

この災害に立ち向かうには上野の力は必要不可欠。晴原は改めて上野に「力を貸してください」と伝え、上野も戸惑いながらうなずく。

そして、晴原は強い眼差しで言った。「この大規模災害は、必ず俺たちが食い止める──」。

危険にさらされる船の乗組員たちを救助できるのか

指揮車両では、晴原、彩、上野が風と波の向きを解析。晴原が気象観測船の船長・保科正樹(津田健次郎)と連携をとり、竜巻を避けながら、救助ポイントまで進行できるように誘導する。

一方その頃、SDM本部では5年前の関東南部豪雨に関与している丸山ひかる(仁村紗和)が前を向けずに動けないままでいた。

山形広暉(岡部大)は、その様子を見て彼女を勇気づける。そして最後に「SDMのドライバーは、お前しかいないんだよ」と伝えた。

船内では幾度となく危険にさらされる。亀裂が発生していた箇所から浸水があり、このままでは沈んでしまうという状況に、晴原は混乱している要救助者たちを艦内放送を使って勇気づける。

「みなさんの大切な人を心に思い浮かべて下さい──」。それはかつて灯が伝えた言葉でもあった。

その後、遠隔での解析にあたり、なんとか犠牲者を出すことなく、乗組員全員保護されたのだった。

逃げ遅れた要救助者が!すぐに処置が必要だが…

東海地方に集中豪雨の危機が迫る。そこで園部の代わりに立花藍(真矢ミキ)が指揮を執ることに。

豪雨によって、多くの土砂災害が起こったが、SDMの迅速の避難指示によって死者は出ずに済んだ。

しかし、避難が遅れた住人がいることが分かり、優吾と早霧は現場へ向かう。

現場の要救助者・泉沢歩美は、崩れてきた家屋に足が挟まり身動きが取れず、1時間半以上が経過。今すぐ処置をする必要があるが、この場所もいつ土砂崩れが起きてもおかしくはなかった。

これまでメスを握ることができなかった早霧は、震える手でメスに触れる。

そんな早霧に優吾は「汐見早霧──あなたならやれる」と伝える。早霧はその言葉に笑みをこぼし、処置を始めるのだった。

つながる奇跡!上野の存在の重要性

処置は無事に終了し、引き上げようとする早霧。しかし次の瞬間、崩れてきた家屋が早霧を襲う。それを見ていた優吾は咄嗟の判断で早霧をかばい、足を痛めてしまった。

土砂崩れが迫り来るが、早霧は優吾に肩を貸し必死に避難する。間一髪のところで巻き込まれずに済んだ。

その後、沢渡満(橋本じゅん)も現場に加わる。これだけの大災害だが今のところ死者は出ていない。SDMのチームワークによりこの奇跡がつながっていた。

そしてそれには上野の存在も大きい。彩はSDMから上野が離れるのを反対し、晴原も「上野さんはかけがえのない仲間です。それは何があっても変わらない」と伝えた。

上野は涙を拭って、その言葉を噛みしめる。

順調に進む避難!しかし土砂が進路を変え…

沢渡の力も加わり、避難は順調に進んでいるかと思えた。しかし土砂の進路が変化し、晴原たちのいる場所に土砂が向かっていることが判明する。

急いで避難をするが、晴原の目の前に土砂の轟音が迫ってきた。このままでは土砂に巻き込まれてしまう。

そんな時、誰かに突き飛ばされる晴原。突き飛ばしたのは上野だった。彼女は巨大な岩に飲み込まれ──。

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