警戒・日本海「大和堆」での外国船違法操業 海保が訓練 退去警告・放水の準備【新潟】

6月4日 大和堆での訓練

日本海の中で有数の漁場となっている「大和堆」で、第九管区海上保安本部の巡視船などが、外国船の違法操業の警戒にあたっています。

日本海中心部の海域の「大和堆」は、水深が深くプランクトンが豊富な漁場として知られていて、日本の排他的経済水域(EEZ)内で違法操業する中国や北朝鮮の漁船もやってきます。そのため、海上保安庁は、日本の漁船がイカ漁に向かう時期に合わせて、5月下旬から巡視船などを配備し、警戒にあたっています。今年は、巡視船2隻とヘリコプター・航空機、さらに水産庁の取締船も現地に向かいました。

6月4日には、違法操業の漁船を海域から退去させるための警告と放水訓練を実施。映像を公開しました。
第九管区海上保安本部によりますと、去年の同じ時期は中国漁船13隻と北朝鮮漁船1隻に対して、拡声器や無線で退去を警告しました。放水による対応はありませんでした。

今年は今のところ、対応した事案はないということですが、引き続き警戒にあたっています。

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