【オリックス】準本拠地「ほっともっと」のCMに佐々木朗希が出演の屈辱「ウチの選手の力が足りない…」

「ほっともっと」のCMに出演する佐々木朗希

オリックスが〝CMキャラクター〟のロッテ・佐々木朗希投手(22)に悔しい思いをしている。現在、佐々木は持ち帰り弁当「ほっともっと」のキャラクターとしてテレビCMや各店舗のポスターに登場。同社やロッテの公式ユーチューブでメイキングや食レポ動画も公開され「旨塩豚カルビ弁当」などをアピールしている。

しかし、バツが悪いのがオリックスだ。これまで〝準本拠地〟としてきた神戸総合運動公園野球場は、2011年に「ほっともっと」がネーミングライツの命名権を取得し「ほっともっとフィールド神戸」となった。オリックスが引き続き神戸市から管理運営を業務委託され、今季も8試合が行われている。本来ならオリックスの選手が起用されて不思議はなく、ファンの間でも「違和感がある」との声がチラホラ聞かれていた。

おひざ元の〝顔〟がライバル球団のエースにとって代わられ、球団関係者は悔しさをにじませた。「こればかりは仕方ない。ウチの選手の力が足りなかったということ。本来なら宮城なんかがいいのかもしれないですけど、もっともっと頑張らないといけない。経済効果を考えてのことでしょうから…」と肩を落とす。

2勝4敗の宮城と4勝2敗の佐々木。ともに現在は二軍で調整中とはいえ、全国的に見ればMLB挑戦で注目される佐々木が人気と知名度で上回る。そもそもオリックスでは糸井嘉男、吉田正尚(レッドソックス)、山本由伸(ドジャース)でさえ大手のCM出演はない。なんとか佐々木から奪い返してほしいが…。

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