関水渚が、テレビ朝日系で7月スタートの高橋文哉主演金曜ナイトドラマ「伝説の頭（ヘッド）翔」（金曜午後11：15。一部地域を除く）のヒロイン役で出演することが分かった。
「伝説の頭 翔」の原作は、「クロサギ」や「正直不動産」など、多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武氏の原作デビュー作として、2003～05年に「週刊少年マガジン」（講談社）で連載され、作画を刃森尊氏が担当し人気を博した同名コミック。今最も勢いのある俳優・高橋が、1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム“グランドクロス”を束ねる伝説の頭・伊集院翔と、クラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人という“最強と最弱”のふたりをハイカロリーな一人二役で体現することでもすでに話題となっている。
この“最強”と“最弱”の2人が偶然に出会い、容姿がそっくりだったために、ある日人生を交換することに。達人は、いじめられるだけの人生から不良たちがこぞって頭を下げるリーダー・翔としての人生を歩むことになる。果たしていじめられっ子・達人は、偽物だとばれずに、けんか三昧のヤンキーとしてのタフな毎日を過ごすことはできるのか？ まさに、周囲にばれたら一巻の終わりとなる究極の“ミッション・インポッシブルドラマ”が展開する。
関水が演じるのは、ヤンキー口調で客をあおる攻撃的なパフォーマンスで人気のアイドルグループ“古くさい街角のスケ番ズ”（通称：街スケ）のエースで、達人が人生を賭けて推す藤谷彩（通称：彩姐）。“街スケ”が、普通の女の子たちがスケ番風衣装や特攻服で歌い踊るコンセプトなのに対して、彩本人は秘めていた過去があった。また、翔に成り代わった達人のタイマンを目撃した際に、意味深なひと言を発するなど、何やら秘密も？ メンバーとともにアイドルとして大成を目指すも、自身の信念を貫く芯（しん）の強さを持つ。
本作への出演について、関水は「『伝説の頭 翔』への出演が決まった際は、久々に10代の役を演じられることがありがたく、うれしかったです。ヤンキー漫画が原作ということで、令和の時代に視聴者の皆さまにどのように楽しんでもらえるのか、今から反応が楽しみです」と期待を寄せ、「今回、私は達人の推しメンである“街スケ”のエース・彩を演じさせていただきますが、アイドルグループのエースとはいえ、彼女自身の心はまだ広い世界を知らない10代の女の子です。私の実年齢と10歳近く離れているので、自分が10代だったころの気持ちを思い出して、思春期の繊細な気持ちを大切にしています」と役づくりに触れ、意気込みを表した。
また「彩は“街スケ”のメンバーとして毎日、歌とダンスの練習をしていると思うので、彩と同じように私も毎日、歌とダンスの練習をしています。初めてのアイドル役、しかもヤンキーというコンセプト付きで楽しいです。衣装も細部にこだわっていてかわいいので、ぜひ注目してほしいです」と見どころを伝え、「高橋文哉さんは、座長としてとてもしっかりされていますし、穏やかで接しやすい方です。ですので、穏やかでとても楽しい現場になっています。笑えるシーン、時にグッとくるようなシーンがあります。10代の方には共感していただけて、大人の皆さまには『こんな時あったなぁ』と懐かしみながら楽しんでいただけると思います。みんなで頑張って良い作品を作っているので、観ていただけたらうれしいです」とアピールしている。
そして、すでに解禁済の“伊集院翔”に続いて、高橋が演じ分ける“山田達人”のビジュアルも解禁された。オールバック気味に流した色気漂う金髪に短ランでビシッとキメた翔と相反して、推しの彩姐のうちわ・ペンライトなどのグッズに身を包み、力なくほほえむ“完全アイドルオタク”ないでたちが目を引く。“初の一人二役”“初のヤンキー役”“初のコメディー作品”と初めて尽くしの高橋が、ここまで筋金入りのアイドルオタクを演じるのも“初”となる。
伝説の頭・翔と、見事なコントラストとなる達人の印象を高橋は「彼のいいところはあまり浮かばないのですが（笑）、とにかく演じていて面白いですね。いじめられっ子で、その環境に屈してはいるのですが、翔とはまた違った真っすぐさを持っています。本編を観ていただいて、彼のいいところを感じ取ってほしいです」と語る。
予期せぬ事故で入院を余儀なくされた瓜二つの翔と入れ替わり、最強のヤンキーとしてケンカ三昧で修羅場続きの毎日を過ごすことになる達人。“バレたら速攻あの世行き！”のサバイバルライフをどのように乗り越えていくのか？ 彼の成長譚としても楽しめる本作に期待が高まる。
