ブルージェイズ、同地区対決にサヨナラ勝利 日系3世カイナーファレファが同点&決勝の2安打2打点

○ ブルージェイズ 3x-2 オリオールズ ●
<現地時間6月5日 ロジャース・センター>

トロント・ブルージェイズがサヨナラ勝利で連敗ストップ。アイザイア・カイナーファレファ内野手(29)が同点と決勝、2本の適時打を放った。

2点の先制を許した直後の2回裏、ブルージェイズはアレハンドロ・カークの犠飛とカイナーファレファの中前適時打で2得点。すぐさま同点に追いつくと、その後は投手戦を展開。9回まで両チーム無得点が続いた。

そして2対2の同点で迎えた9回裏、先頭打者が安打で出塁すると、オリオールズ守護神キンブレルの牽制悪送球で走者が二塁へ進塁。さらに進塁打で一死三塁とチャンスを拡大し、最後はカイナーファレファが右越え適時打を放ってサヨナラ勝利。同地区2位オリオールズとの4連戦を1勝2敗とし、日本時間7日のカード最終戦には菊池雄星の先発登板が予定されている。

カイナーファレファは日本人の祖母を持つハワイ出身の日系3世。2020年に三塁手としてアメリカン・リーグのゴールドグラブ賞を獲得した実績を持つ守備型野手で7年のキャリア通して投手、捕手含む全9ポジションを経験。今季からブルージェイズに加入し、主に二塁と三塁を守って60試合に出場。打率.268、4本塁打、OPS.704という成績をマークしている。

また、この試合ではジャスティン・ターナーが3安打を放ち通算1500安打を達成。デビュー16年目、1592試合目での大台到達となった。通算成績は打率.285、1501安打、191本塁打、OPS.823を記録している。

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