フランス警察、爆発物製造の容疑で男を逮捕 ロシアとウクライナの二重国籍

フランス警察は5日、爆発物の製造を試み、暴力行為を企てたとして、ロシアとウクライナの二重国籍を持つ男(26)を逮捕したと発表した。

複数報道によると、男は3日夜、パリのシャルル・ド・ゴール空港に近いパリ北東ロワシー・アン・フランスにあるホテルの一室で爆発が起きた際、大やけどを負った。

フランスの対テロ検察によると、捜査当局は男が滞在していた一室から証拠として、爆弾製造に使われる器具と材料を押収した。

フランスのメディアによると、複数の銃と偽のパスポートも見つかったという。

対テロ検察による捜査が進められている。

ロイター通信は情報筋の話として、捜査当局が仏国内の諜報機関と連携していると伝えた。

容疑者は重度のやけどの治療を受けた後に逮捕され、現在は病院で取り調べを受けている。

男はウクライナ東部ドンバス地方出身で、ロシア語話者だと報じられている。ドンバス地方の大部分は現在、ロシア軍に占領されている。

(英語記事 French police arrest Russian-Ukrainian man on bomb-making charges

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