高崎エリア管内のEL・DLが老朽化で運転終了へ SL列車の補助車両は「電気式気動車」に

高崎支社のEF64形

JR東日本高崎支社は6日、同支社エリアで運転するEL(電気機関車)およびDL(ディーゼル機関車)について、営業運転を終了すると発表した。

運転を終了するのは、EF64形の1001号機および1053号機、EF65形の501号機、DD51形の842号機および895号機。いずれもぐんま車両センターに所属する車両となる。各車両は、「ELぐんま」「DLぐんま」の名称で運転する「のってたのしい列車」のほか、SL列車の補助機関車などで活躍してきた。同支社では、各車両の老朽化により、EL・DLの営業運転を終了するとしている。

高崎支社によると、今回引退となるのはEL・DLのみで、SL列車の運転は継続するという。また、SL列車の補助機関車の役割は、今後は電気式気動車のGV-E197系が担うと説明。補助機関車が必要となるSL列車では、客車の前にSL、後ろにGV-E197系を連結する形で運転する。また、GV-E197系のみがけん引する客車の運転は予定していないという。

同支社管内におけるEL・DLの運転終了は、2024年秋を予定。高崎支社では、ELおよびDLの引退を記念した臨時列車を、9月以降に計10往復運転するとしている。

【6月6日18時12分:SLの編成について、表記を一部変更しました】

© 朝日インタラクティブ株式会社