生搾りミカンジュース店 商店街に期間限定でオープン、和歌山県みなべ町

中央通り商店街にオープンした生搾りジュースの店(和歌山県みなべ町北道で)

 和歌山県みなべ町北道の「中央通り商店街」に、期間限定でミカンの生搾りジュースの店「フレッジュ」がオープンした。町内で梅収穫ワーケーションを手がける一般社団法人「日本ウェルビーイング推進協議会」(島田由香代表理事)が、空き店舗を借りて営んでいる。島田さんは「ワーケーション参加者が作業後に商店街を訪れ、地域の人と交流したり商店街が活気づくきっかけにしたりしたい」と話している。

 店舗のスタッフはワーケーションの運営ボランティアが担当。ジュースに使うかんきつは、昨秋に「みかん収穫ワーケーション」をした三重県御浜町と、今年3月に「甘夏収穫ワーケーション」をした同県尾鷲市の受け入れ農家から直接仕入れている。

 メニューは2種類。「甘夏ブレンド」(500円)は甘夏2個を使用。「TUNAGUブレンド」(600円)は甘夏1個と「南津海(なつみ)」などその時季のミカン類2個を使う。

 いずれもジュースに使う果実は来店客が自分で選ぶ。ジュースは注文が通ってから、1杯分ずつ手動のジューサーで搾っている。

 ワーケーション参加者が梅の作業をした当日はジュースを無料にするなど、商店街を訪れる仕掛けを作っている。みなべスタンプ協同組合と連携し、加盟店での買い物に使える「みすきぃカード」のポイント500円分をプレゼントしたり、ワーケーション参加者特典を設けたりしている店舗もある。

 ワーケーション受け入れ期間の7月9日まで、不定休で営業。時間は午前11時~午後6時。営業日は「フレッジュ」のインスタグラム(freju_minabe)で確認できる。

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