2024年は特別塗装!デルタ航空、3年連続ノルマンディーへのチャーター便運航

アトランタからフランス・ドービル(ノルマンディー)に到着したデルタ航空機

デルタ航空は2024年6月3日、3年連続となる“戦場帰還プロジェクト”チャーター便を運航しました。

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同チャーター便は、第二次世界大戦中にナチスドイツが占領していたフランス・ノルマンディー地方へ、アメリカをはじめとする連合軍が1944年6月6日に実行した「ノルマンディー上陸作戦」の記念式典に合わせたもの。2024年は80周年という節目であり、デルタ航空はボーイング767-300ER型機「機体記号:N171DZ」の機首部分に記念デザインを施した特別塗装機を投入しました。DL9994便として、アメリカ・アトランタからフランス・ドービル・サンガティアン空港(ノルマンディー)まで約8時間飛行しています。

© Rank Studios / Deltaウォーターキャノン(放水)を受けアトランタ国際空港を出発するデルタ航空のチャーター機

“戦場帰還プロジェクト”は、アメリカのベスト・ディフェンス財団が企画し、2022年からデルタ航空が協賛。退役軍人が、ノルマンディーでアメリカ・バイデン大統領など各国首脳が出席して行われる記念式典に参加するものです。式典後、アメリカ・アトランタへ戻る復路便は、6月12日に運航される予定です。

「N171DZ」は4月ごろから、特別塗装機として運航を開始。同社の羽田〜ホノルル線にも投入されており、5月22日に羽田空港へ飛来しています。現在は、大西洋横断路線に主に投入されていますが、今回の復路便運航後にしばらくは日本でも見る機会があるかもしれません。

© FlyTeam rokko2000さん羽田空港 2024年5月21日撮影 N171DZ ボーイング767-332/ER デルタ航空

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