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LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K有機ELテレビのフラグシップモデル “OLED G4シリーズ” を6月26日より順次発売する。画面サイズは、55/65/77/83/97型の全5モデル。価格はオープンで、ラインナップと市場予想税込価格は以下の通り。
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<OLED G4シリーズ>
・97型 「OLED97G4PJA」 4,180,000円前後
・83型 「OLED83G4PJA」 1,210,000円前後
・77型 「OLED77G4PJA」 880,000円前後
・65型 「OLED65G4PJA」 616,000円前後
・55型 「OLED55G4PJA」 451,000円前後
OLED G4シリーズは、2023年度モデル “OLED G3シリーズ” の後継機であり、新たに83/97型のサイズを追加。97型は4K有機ELテレビの国内最大サイズと謳う。壁にぴったりと密着させる設置ができ、圧迫感のないすっきりとしたセッティングが可能な「One Wall Design」を採用しているため、高いインテリア性をカバーしている。
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本シリーズは、独自のAI対応映像エンジン「α11 AI Processor 4K」を搭載し、併せて有機ELパネルの輝度向上テクノロジーである「マイクロレンズアレイパネル」を導入した「OLED evo」の採用によって、同社史上最高輝度を実現。2024年度モデル “OLED B4シリーズ” と比較して、最大150%の輝度向上を成し得たという。また、55/65/77/83型では、斜めから視聴した際もより見やすい仕様を採用している。
「α11 AI Processor 4K」では、従来機よりもディープラーリングアルゴリズムを強化しており、AIプロセッサーによって映像のジャンルや品質、映像シーン、制作者が意図する画作りなど、さまざまな情報を正確に判断し、最適な映像を生成する技術をさらに磨き上げている。
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進化したディープラーニングアルゴリズムによって、超解像技術もブラッシュアップ。「AIスーパーアップスケーリング」では、低解像度の映像でも4K画質に変換。同社が誇る膨大な映像データを学習したAIによって、より正確なノイズ除去を行うため、被写体の表情も自然に保ちながらも、繊細な高精細映像を出力できる。
「AIスーパーアップスケーリング」は、元の映像コンテンツの品質をディープラーニングベースで測定する「AIソース品質測定」、測定結果に基づいて各種のノイズ除去を実施する「AIノイズリダクション」、ピクセル単位で繊細な超解像処理を施す「AI超解像」、そして被写体の顔の領域を判断して別処理を適用することで自然な表情を実現する「ナチュラル表情エンハンサー」といった、段階ごとに映像最適化を行っている。
高画質機能「AI映像プロ」では、「AIスーパーアップスケーリング」に加え、「オブジェクト型リアルタイム」「AIディレクター処理」「OLEDダイナミックトーンマッピングプロ」「自動ジャンル選択/シーン検出」といった高画質処理を実施する。
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各種ノイズ除去や4Kアップスケーリング後に「オブジェクト型リアルタイム映像処理」によって、注目するポイントを強調して映像の立体感を演出。被写体の顔や体、車や動物などのオブジェクト、前景・背景を判別し、視聴しているユーザーが立体感を得やすい映像を再現。「α11 AI Processor 4K」では、映像のなかで最も注目される被写体を自動で判別、さらにコントラストやシシャープネス調整を行うことで、映像の立体感を高めている。
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映像コンテンツの色の分布もAIでリアルタイムに解析し、フレーム単位で映像制作者が意図した画作りを施す「AIディレクター処理」では、配色理論に基づいた映像調整を図るとしている。「OLEDダイナミックトーンマッピングプロ」は、画面を5,000以上に分割してエリア毎に補正を行う「エリアコントラストエンハンサー」、グレースケール分析でエリアごとの明るさを調整する「エリア輝度エンハンサー」によって、HDRコンテンツを1フレームごとに処理し、トーンカーブと明るさを最適化する。
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「自動ジャンル選択/シーン検出」では、視聴しているコンテンツをスタンダード/シネマ/スポーツ/アニメーションといった4つのジャンルに分類し、さらに映像シーンをスタンダード/夜景/街並み/自然の種類で判別、より映像コンテンツの特性に最適化された調整を施すことができる。
高画質機能では、簡単な操作でユーザーの好みに合った自動画質調整を実現する「パーソナルピクチャーウィザード」も搭載。テレビ画面に映し出される映像から、ユーザーが好みの画を選んでいくだけで、AIが約8,500万通りの調整パターンから最適な画質をお薦めしてくれる機能だ。
HDRフォーマットは、Dolby Vision/HDR10/HLGに対応。また、映像制作者の意図通りの原画質をそのまま再現する映像モード「FOLMMAKER MODE」も引き続き導入している。視聴環境の明るさを認識して、映像の明るさ、暗部表現を自動調整する「AI輝度」も搭載する。
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「α11 AI Processor 4K」は高音質技術でも効果を発揮する。OLED G4シリーズでは、11.1.2chによる立体的サウンドを実現。視聴環境に合わせて音質調整を行う「オートサウンドチューニング」も搭載している。特定モデルのみになるが、同社のワイヤレススピーカーを2台、4K有機ELテレビとBluetooth接続することで、サラウンドスピーカーとして活用することができる「Bluetoothサラウンド」の機能も投入されている。
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また立体音響フォーマットのDolby Atmosへの対応をはじめ、視聴しているコンテンツを分析してドラマ/スポーツ/映画/ニュース/音楽から最適な音質調整を図ることができる「アダプティブサウンドコントロール」、音量を自動でキープする「オートボリュームレベリング」、音の明瞭度を高める「AIクリアサウンド」、帯域ごとにバランスを調整して聞き取りやすくする「オートバランスコントール」といった機能も装備。
OLED G4シリーズのみの機能として、声の音とBGM/環境音とを分離させてリマスタリングすることで、クリアな声を再生できる「AIボイスリマスタリング」を搭載している。
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有機ELモデルとして、ゲームプレイにも特化した機能性も備える。応答速度0.1ms、VESA ClearMR 9000を取得するなど、高いレベルの応答速度を誇る。PCゲームを接続した場合でもカクつきを低減できる「NVIDIA G-SYNC Compatible」や「AMD FreeSyn Premium テクノロジー」もカバー。また、「HGiG」のガイドラインに準拠しており、HDRゲームにおける白飛びや黒つぶれを防ぐ。
ゲームプレイに関連した機能や調整をスムーズに行えるよう、専用のメニュー画面を表示できる「ゲームダッシュボード/ゲームオプティマイザ」も導入している。そして「ゲームジャンル設定」では、FPS/RPG/RTS/スタンダードの4つのジャンルに合わせて、映像の最適化も可能だ。
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HDMI端子は、144Hzのリフレッシュレートに対応し、VRR(可変リフレッシュレート)をはじめ、ALLM(自動低遅延モード)、QMS(クイックメディアスイッチング)など、HDMI 2.1の規格もサポート。eARCも使用可能だ。94型は144Hzに非対応。
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同時リリースされたスタイリッシュなサウンドバー「LG SoundBar SG10TY」(別売)ともマッチしたデザインのため、インテリア性も重視しながら音質向上が図れるのもメリットのひとつ。画面の角度・高さ調整が可能なスタンドをサイズ毎に備えているのも特徴だ。
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