石原さとみ、撮影中に後悔「ショックで情けなくて…」 年下俳優のひとことを「言わせてしまった」

上映会に出席した石原さとみ【写真:ENCOUNT編集部】

映画『ミッシング』のティーチイン付き上映会に出席

俳優の石原さとみが6日、都内で行われた映画『ミッシング』(公開中)の“心揺れる”ティーチイン付き上映会に出席。撮影中に後悔したことを明かしていた。

石原にとって2022年の出産後、1年9か月ぶりに挑んだ作品である『ミッシング』。演じたのは最愛の娘が突然失踪してしまい、その帰りを待ち望むためになりふり構わず行動を起こす母親・沙織里。感情を剥き出しにする姿は、SNS等で誹謗中傷の対象になり、出口のない迷路をさまよい続ける非常にヘビーな役柄だ。

イベントには、吉田恵輔監督、森優作、細川岳も参加したが、この日は映画を観終わったばかりの人からの質問に答えるコーナーも。石原は共演者のエピソードを聞かれると「ラストの(弟役の)森君とのシーンですごくショックなことがあったんです」と切り出し「すごく大切なシーンだったのですが、何度も撮影を繰り返したことで少し新鮮なお芝居がしにくくなってしまったなか、森君が『姉としてハグしたいのですが、いいですか?』と言われたんです。そのことがショックで」と振り返る。

続けて石原は「その言葉は、本当は私から言うべきだったんです」と語ると「前の撮影で、実は(夫役の)青木(崇高)さんとのシーンで、気持ちを作るために、青木さんが私に肩を抱きに来てくれたんです。そのときの青木さんの行動がうれしくて、こういう役者になりたいと思っていたんです。だからこそ、森君が気持ちを作りたいと思っている時、私からではなく、森君から言わせてしまったことが情けなくてショックで……後悔しているんです」と胸の内を明かしていた。

公開から3週間が経過したが、リピーターの稼働が多く、反響も大きいという。石原は「こんなに劇場で舞台あいさつをしたのは初めてです。こうして皆さんのお顔を見ることができてうれしいです」と感謝を述べると「観てくださって温かい気持ちになれた、光を感じられたという言葉がすごく大事な気がします。映画を観て気持ちが落ちたとしても、最後は温かくなれる映画だと思いますので、ぜひ皆さんの口コミやSNSの力などで広めていただけるとうれしいです」と作品をアピールしていた。ENCOUNT編集部

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