大学入試控え、中国各地で全力を挙げて大学入試の安全確保

中国では年に一度の全国統一大学入学試験が7日に始まります。

中国では年に一度の高考(全国統一大学入学試験)が7日に始まります。今年の志願者数は1342万人で、昨年より51万人増加しました。

各地でさまざまな措置を講じ、試験の手配と受験生へのサービスを入念に行い、安全かつ公正な大学入試の実現に全力を挙げています。

今年も各地でカンニングを厳しく取り締まり、公平と公正を全力で守っています。中国東部に位置する山東省棗荘八中南校の試験会場では、受験生は試験会場に入る前に3回の入場検査をする必要があり、また、カンニング機材の試験会場への持ち込みが厳重に警戒されています。会場内の現場に2人の試験監督教員がおり、会場外には移動して監督する試験監督員がいるだけでなく、今年は各会場に新たに「スマートパトロール員」が加わり、初めて会場内でスマートパトロールシステムが使用されます。これにより、動画に映った受験生の動作情報を分析、捕捉することができ、受験生のカンニング疑いがある行為を迅速に識別することができます。また、すべての試験会場に携帯電話の信号遮断設備が設置され、無線管理部門は「試験会場の信号遮断+会場外の信号モニタリング」という防止システムを構築し、ハイテクによるカンニングを厳重に防止し、取り締まっています。

また、身分証明書の有効期限が切れたり、紛失したりした受験生の速やかな手続きを確保するため、中国北西部に位置する寧夏ホイ族自治区の警察本部は24時間の身分証明書作成体制をスタートさせました。そして、受験生が新たに発行された身分証明書を速やかに入手できるようにするため、同自治区の郵政システムは大学入試期間中に専用車を手配して身分証明書を直接届けるようにします。(提供/CRI)

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