山口組・絆会特定抗争指定暴力団に係る意見聴取行われる

滋賀県公安委員会は指定暴力団の六代目山口組と絆会を暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」の指定に向けて意見聴取を行いました。

指定暴力団「六代目山口組」と「絆会」の対立抗争が激化する恐れがあるとして、滋賀県公安委員会は、暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きを始めています。この手続きを前に県警本部で、5日と6日の2日間、暴力団の組長や代理人が意見を述べることができる聴取の場が設けられました。5日は、六代目山口組への意見聴取が行われ、代理人と組員の2人が出席しました。

意見聴取官からは、両組織が対立抗争をしていると認定した上で、大津市を「警戒区域」指定に定めたいとする旨を告げました。これに対し、組側の代理人からは、「大津市で抗争は起こらない。そもそも抗争とは考えていない。」などと否定の意見を述べました。また、6日は、絆会への意見聴取が行われる予定でしたが、絆会側は出席しませんでした。

「特定抗争指定暴力団」に指定されれば、県公安委員会が定める県内の市町単位で分けられる『警戒区域』内で、「概ね5人以上で集まること」や、「対立組員への付きまとい」などが禁止されます。県公安委員会では今月中の指定を目指していて、意見聴取時に欠席であっても手続きには影響はなく進められるということです。

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