開業15周年の磯丸水産社長 外食産業の地位向上に感動「こんなにうれしいことはない」

磯丸水産の佐藤誠社長

「磯丸水産」を展開するSFPホールディングス株式会社の佐藤誠社長が6日、都内で行われた「磯丸水産×ぽん酢サワーコラボ」イベントに登壇した。

「鳥良」などでも知られる同社は今年創業40周年、「磯丸水産」ブランドも15周年を迎え、ミツカンの「味ぽん」も発売60周年とタイミングが重なったことでコラボが実現。佐藤社長は「ミツカンの社長とは一緒にお食事をする仲で、どこかで一緒にお仕事できたらいいなと思っていたら(両社の)マーケティング(担当者)同士が企画を持ってきた。そこからトントン拍子でやりましょうと進みました」と経緯について説明した。

続けて「昔は飲食店がまだ水商売と呼ばれていまして、アパートを借りるのも大変でした」と1980年代を振り返った。具体的には「社員が家を買うときに住宅ローンの審査がおりるか心配したことがあって、『すごく簡単に通りました』と言ってくれて、こんなにうれしいことはない」と話し、外食産業の地位向上が進んだことを喜んだ。

飲食業界は目下、深刻な人手不足に悩まされている。佐藤社長は40周年を迎えた今のテーマとして「ベースに立ち返り、おいしい料理を出すこと。そしてスタッフが楽しく働ける環境を作っていかないといけません」とさらなる〝進化〟を目標に掲げた。

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