東北絆まつり 8日と9日に仙台市で開催 中心部で準備が進む

ポケモンGOフェストで盛り上がったばかりの仙台市で、8日からは7年ぶりに東北絆まつりが開催されます。東北6県の祭りが集まるイベントに向け、中心部では準備が進められています。

メイン会場の1つ、青葉区の西公園では、開幕に向け作業が急ピッチで行われています。

川村彩音記者「青森県から到着したねぶたの組み立て作業が始まりました。ねぶたとしては中型ということですが、幅が8メートル、高さが2.5メートルもあり迫力があります」

トラックに乗せるため3つに分けられて運ばれてきたねぶたは、7日に細部の調整が行われ祭り当日を迎えます。

ねぶた師立田龍宝さん「東北の人が1つになる場面だと思ってますので、青森のねぶたが来たんだなっていうのを感じていただければと思ってますね」

東北絆まつりは、震災の犠牲者への鎮魂と復興への願いを込めて2011年に始まった東北六魂祭を引き継いだ祭りです。

東北6県が持ち回りで開催していて、仙台市では7年ぶりとなります。

初日8日の見どころは、一番町の3つの商店街で披露される流し踊りです。

盛岡市のさんさ踊りや山形花笠まつり、仙台市のすずめ踊りなどを間近で楽しむことができます。

午前11時からは、仙台市中心部の上空でブルーインパルスによる展示飛行も行われます。

祭りのハイライトは、2日目9日の午後1時半にスタートするパレードです。

青森ねぶた、盛岡さんさおどり、仙台七夕まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりの総勢約1000人が、定禅寺通などを練り歩き、秋田竿灯まつりの竿灯が3カ所で披露されます。

仙台市東北連携推進室土井葉子担当課長「6県の祭りの精鋭たちが集結するので、普段各地でご覧になっている祭りよりも更に見応えのある祭りになっていると思います」

東二番丁通に有料の観覧席が1500席設けられますが、それ以外の場所では無料で観覧できます。

会場では、ホタテやきりたんぽ、牛タンなど各地の食も楽しめます。

実行委員会では、2日間の人出を45万2000人と見込んでいます。

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