奈良教育大学 創立150周年記念展示 寧樂書院とその時代

奈良教育大学の創立150周年を記念し、学生が主体となって企画した展覧会が、構内の教育資料館で開かれています。

奈良教育大学の歴史は、1874年6月4日興福寺の境内に置かれた寧楽書院から始まりました。それから150年にわたり、教員の養成機関としておよそ2万人の卒業生を送り出してきました。学生の有志が当時の物品の収集や文献の調査を進め、今回の展覧会では、興福寺の食堂の建物を転用した和洋折衷の校舎を紹介するパネルや軒瓦のレプリカなど、数々の資料で明治・大正時代の学校や学生の様子を伝えています。なかでも、師範学校時代の校章は、遺品整理でネットオークションにかけられていたものを入手し、新たな帽子に付けられ、命を吹き込まれました。

文化遺産教育専修 2年 山本隆萬さん

「ぜひ、こういう展示物にふれながらより多くの方に見ていただき、奈良教育大学が奈良県の人たちの力によってここまで来たことを実感していただければと思います。」

展覧会は7日まで開かれています。

© 奈良テレビ放送株式会社