「恩返しがしたい」青森県出身の指揮者・沖澤のどかさん 芸術総監督を務める音楽祭を青森県内で開催へ

青森県三沢市に生まれ青森市で育った指揮者、沖澤のどかさん。若手指揮者の登竜門として世界的に知られるフランスの国際コンクールで、2019年に優勝する快挙を成し遂げています。

「青森に恩返しがしたい」。沖澤さんが芸術総監督を務める音楽祭が、2025年夏に青森県内で開催されることになりました。

「青い海と森の音楽祭」の開催発表記者会見が開かれ、芸術総監督に就任した指揮者の沖澤のどかさんがドイツ・ベルリンからリモートで出席しました。

【沖澤のどかさん】
「青森のこと、青森を出てから、こんなに考えたことなかったんじゃないかなってくらい、本当に毎日考えていました」

音楽祭のテーマは、青森の豊かな自然とそこで育まれる音楽。本格的なオーケストラの演奏会に加え、家族で楽しめるファミリーコンサートや生の音楽に触れる機会がなかなかない所に出向いて、音楽を届けるイベントも予定されています。

【沖澤のどかさん】
「その土地でそこにいる人だけでしか共有できない、言ってみれば地産地消の手作り音楽祭とでも言えるような、自分たちの手で作っていくそういう音楽祭にしたいと思います」
「生まれ育った青森に恩返しがしたい、もっと音楽の種をまきたい、それを花咲かせたいという思いでやっています」

音楽祭は、2025年6月30日から県内各地で行われます。

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