ファンタジースプリングス創造の秘密に迫る! 「ニューチャプター・ビギンズ展」がイクスピアリでスタート

by 相川真由美

2024年6月6日〜9月30日 開催

「ファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展」が商業施設イクスピリ内で始まった

東京ディズニーリゾート内の商業施設イクスピアリは6月6日、「ファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展」をスタートした。

本日6月6日についに開業した、東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」。その誕生までの軌跡と創造の秘密を深掘りする展示が最大の見どころだ。会期は6月6日~9月30日。入場料は大人1300円、中人1000円、小人700円。

「ファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展」のエントランス

展示は「東京ディズニーシー誕生の物語」「『ファンタジースプリングス』に込められた物語」「『ファンタジースプリングス』グランドオープンまでの道のり」「『ファンタジースプリングス』模型やコスチュームの展示」の4つのテーマを軸に展開する。

チケットは4種類。どのデザインが手に入るかはお楽しみだ

「東京ディズニーシー誕生の物語」では、世界初の海をテーマにしたディズニーテーマパークの誕生までのあゆみを紹介。エリア構想時のコンセプトアートから、秘蔵写真、さらに建設当時の映像などで振り返る。また、各テーマポートの魅力あふれる風景を集めたアルバムも閲覧できる。

「東京ディズニーシー誕生の物語」のエリア
開業当日の映像とともに、東京ディズニーシーの誕生を振り返る
各テーマポートの解説とともに巡っていく
アメリカンウォーターフロントのエリア
「ドナルドのボートビルダー」(2001-2010)のステージ模型を展示
じっくりと眺めると細部まで丁寧に造形しているのが分かる
時空を超えたマリーナ・ポートディスカバリーのエリア
「ディスカバリーギフト」の回転するオブジェの模型も展示

続く「『ファンタジースプリングス』に込められた物語」では、新たにパークに加わったばかりの新テーマポートを深掘りする展示が見どころだ。新テーマポートに込められた物語をはじめ、3面スクリーンを駆使し、イマーシブな体験も。実写映像や、ディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の名シーンなども楽しめる。

「『ファンタジースプリングス』に込められた物語」のエリア
3面スクリーンに新テーマポートに関する映像が投影される
日本語のナレーションとともに英語表記もあり、多言語対応する

物語のなかへと誘われるような演出で、本の間を抜けるとその先には、新エリアの入り口「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」周辺のロックワークの模型も展示している。パークを訪れたあとに眺めると、模型から現実への再現性の高さに驚くはずだ。

物語のなかへ入っていくように模型展示エリアへと進んでいく
「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」のロックワークが並ぶエリア
1/4スケールのアナと雪の女王のアナとエルサのロックアートモデル
1/4スケールのラプンツェルのロックアートモデル
「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」の模型
模型と現実を見比べてみるのも楽しいはずだ

そして「『ファンタジースプリングス』グランドオープンまでの道のり」では、創造過程の現場などを交え通常ではなかなか見ることのできない映像を展示。開業までの道のりを支えた人々の想いや情熱など、思わず「自分もこの現場で働きたかった!」と感じるほどの時間を提供してくれる。

「『ファンタジースプリングス』グランドオープンまでの道のり」のエリア
今回の展示会のみの完全オリジナルの秘蔵映像を放映中
オーディオアニマトロニクスの動きやビークルのテストの様子なども垣間見れる
新テーマポートを誕生させたメンバーたちの写真も。サイン入りだ

「『ファンタジースプリングス』模型やコスチュームの展示」では、新テーマポートで3つのディズニー映画を題材にしたエリア「フローズンキングダム」「ラプンツェルの森」「ピーターパンのネバーランド」の1/25スケールの巨大な模型が目の前に。その想像を超えるエリアの大きさにきっと驚くはずだ。

「『ファンタジースプリングス』模型やコスチュームの展示」エリア
1/25スケールの巨大模型が目の前に広がる(ピーターパンのネバーランド)
コンセプトアートのように虹がかかっていた
アトラクション「ピーターパンのネバーラ ンドアドベンチャー」やエリアに関するブース
アトラクション「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」についてのブース

アトラクションのビークル模型から実際のキャストコスチュームにもワクワクしっぱなしだ。じっくりとコスチュームを見る機会はなかなかないもの。この機会に細部のこだわりや生地の質感まで観察しておこう。

アトラクションのビークル模型もそれぞれ展示している
アトラクション内に掲示しているマップも。こちらは「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」
コスチューム展示も見逃せない
じっくりとその素材や作りを観察できる

さらに特筆すべきなのは、実際にアトラクションのキューラインやレストランで採用したプロップスを展示している部分。例えば、「フローズンキングダム」のブース周辺には藤の花が飾られているが、アトラクションのボート乗り場の上部に飾れているものなんだとか。8〜9割ものプロップスを新エリアに導入しているとのこと、現地で探してみるのも楽しいはず。

「フローズンキングダム」の1/25スケールモデル
アトラクションの出口付近や滝もしっかり造形している
アトラクションのプロップスの展示も非常に力を入れている
「プレイルーム」などキューラインに展示しているプロップス
こちらの藤の花は乗り場に咲くものと同じ
オラフの似顔絵は、映画のシーンを思い出す重要な一品だ
どこに飾られているのか、エリア現地で探してみるのもいい
北欧らしさあふれる、あの教会風の置物も
トイレエリア前のエントランスの彫刻の原型もこの高さで見ることができる
「アナとエルサのフローズンジャーニー」のコスチュームも飾っている

模型とともに演出やフォトブースも楽しめる要素が盛りだくさん。例えば、「ラプンツェルの森」のエリアのフォトスポットは、フラッシュをたくことでちょっとしたサプライズも楽しめる。1/25スケールの模型は、じっと眺めていると背景がドラマティックに変化。時間をかけることでより発見が得られる仕組みなど見応えも抜群!

「ラプンツェルの森」の1/25スケールモデル。時間によりランタンが浮かび上がる
実は、こちらのサイドのランタンはアトラクションのハイライトシーンで使われているものと同じものだ
アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」のコスチューム
アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」のプロップスやビークル模型
ブースも前と後ろで展示が異なるので必見だ
キューラインで見かけたプロップスが盛りだくさん
レストラン「スナグリーダックリング」の看板や紋章入りの布なども
アヒルちゃんロゴ入りのタルもレストランにたくさんあった記憶がよみがえるはず
「ラプンツェルの森」エリアのフォトスポット
フラッシュをたくと仕上がりが変化する

「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のエリアでは、ホテルの模型も初公開! 魔法の泉の「ファンタジア」ロックアートから印象的な大きな窓の造形まで、模型だからこそ細かな部分まで見ることができる。また、魔法の泉を見つけて別荘を建てたダッチェスの物語にも言及している。

「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のエリア
ホテルと周囲の1/25スケールモデル
新たなディズニーホテルに関してやダッチェスについても言及している
「ファンタジースプリングス・ギフト」の店内装飾の試作品も展示
そのかわいらしさにも注目だ。ぜひ店内で探してみよう
ホテル内に飾られたドレスの試作品。ディズニープリンセスたちが泉を訪れたときに……。続きはぜひ会場で

チケットはオンラインで発売中。展示期間中の東京ディズニーリゾートの日付指定の入園チケットや、ディズニーホテルの利用証明の提示などで入場料がお得になるサービスも用意している。リゾート滞在にプラスして訪れてみよう。

今回紹介した以外にもたくさんのブースや展示を用意する

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