日本酒の醸造技術を後世へ 令和6年6月6日に「ナンバーシックス」で知られる秋田市の酒蔵に完成したのは

秋田朝日放送

令和6年6月6日ということで、「ナンバーシックス」で知られている秋田市の酒蔵では6の数字にちなんで、ある建物が完成しました。

新政酒造では2013年から酒造りに木桶を使い始め現在は48本の木桶で全ての酒を仕込んでいます。

しかし、3600リットルも入る大きな木桶を作る職人が少なくなりメンテナンスなどの課題も抱えていたため自社で木桶を作ることにしました。木桶を作る工房は1890年代に建てられた土蔵でこれまで酒粕などを保管していましたが、漆喰を塗り直すなど自ら修繕しました。

6日の竣工式には関係者20人が参列し建物の完成を祝いました。工房では麹の箱など酒造りで使用する道具も作る予定で秋田杉を使います。自社用だけでなく他社の注文も受け付けていてすでに発注があるということです。木桶蔵の本格稼働は酒造りが落ち着いた8月ごろを予定しています。

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