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地域に密着し、長年愛され続けるまちの専門店があります。
味・サービス・人情、皆さんが通いたくなるその魅力に迫ります。
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札幌市中央区東屯田通り沿いにある老舗精肉店「肉の宮崎」。
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生肉だけでなく、コロッケや唐揚げなどのお惣菜も販売している昔ながらのお肉屋さんです。
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社長の宮崎 末子さんに店の歴史を聞きました。
宮崎牛肉店は1915年(大正4年)に創業し、2024年で109年目を迎えます。ススキノでのすき焼きと精肉の店として始まり、その後、かつて札幌にあった五番館デパートでも営業をしていました。1992年に現在の場所に移転し、今も昔ながらの対面式でお客さんの要望に合わせてお肉を提供しています。
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お客さんの要望に応じて、鶏モモ肉をそば用に切ったり、サムギョプサル風にしたりと、細かいリクエストにも応えてくれます。例えば、焼肉シーズンには「4人で4000円分お願いします」といった注文も受け付けており、人数に応じたお肉の提案をしてくれます。
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お肉の品質も評判で、牛肉は十勝、豚肉はルスツなど、北海道産の素材を中心に取り揃えています。そのため、スーパーではなかなか手に入らない高品質なお肉が手に入ります。
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また、このお店は小売だけでなく、レストランや居酒屋、学校給食などにもお肉を卸しています。
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さらに人気なのが揚げたての絶品お惣菜です。こだわりの特大メンチカツやミートコロッケなどが味わえ、いつも多くのお客さんが詰めかけます。
惣菜は注文してから揚げてくれるため、いつでも熱々を楽しむことができます。
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一番人気のメンチカツは大きくてボリューム満点です。サクサクとした衣と、中のお肉はフワフワでジューシー!絶品です!
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牛7:豚3の割合で粗めにひいたひき肉に、タマネギや企業秘密のスパイスなどを混ぜてタネ作り。ジューシーさを出すためにマヨネーズを入れることがポイントだそう。熟練の従業員さんの手によって、一袋で5㎏ほどをいっぺんに作ります。
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パン粉は2種類、通常のパン粉に粗めのパン粉を混ぜることで冷めてもサクッとした食感が出やすくなるといいます。
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また、ミートコロッケはお芋がホクホク!大きくて食べ応えがあり、とても美味しいです。
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土曜日には、総菜を使ったサンドイッチも販売しており、数量限定のため早めの来店が必須です。
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余ったパンの耳は揚げて砂糖をまぶし、約130gで50円とお手軽価格で販売されています。
売り切れ必至の数量限定メニュー。なぜ土曜日限定なのでしょうか?
末子さんは「第一の理由は手が回りません。それだけです。」と話します。
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お店を切り盛りする宮崎末子さんは、2年前に夫であり先代社長の晋一さんを病で亡くし、社長業を引き継ぎました。
末子さんは「ガンで2年前に亡くなったんです。その時に私もガンになってしまって、一応寛解はして2か月に1回病院には通っています。順調です。ここの店を継ぐという頭でいなかったものだからいまだに必死です。」と話します。
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まだ社長としての覚悟ができていないという末子さん。それでもお客さんに愛される昔ながらのお店を守り続けています。
お客さんに愛される一方、心配なのが後継者がいないこと。
末子さんは「今はとにかく、彼が残したこのお店を潰すわけにはいかないという気持ちでみんなの協力を得て動いている。今65歳なので70歳までは頑張ろうと」と話します。
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お客さんへのサービスと確かなお肉の品質。長年愛され続けるお店がこれからも続くことを願っています。
肉の宮崎
住所:札幌市中央区24条西9丁目1-5
営業時間:午前10時~午後6時
定休日:日・月・祝
*みんテレ5月29日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)