JCG、成田空港で従業員向けeスポーツ大会開催へ―実証実験での好評を受け

JCG、成田空港で従業員向けeスポーツ大会開催へ―実証実験での好評を受け

eスポーツ大会の制作/運営等を行うJCGは、成田国際空港およびグリーンポート・エージェンシーとの共催で、2024年6月7日に第1回従業員向けeスポーツ大会を開催することを発表しました。

この大会は、2023年11月に実施された従業員向けの実証実験を経て開催されるものです。成田空港では、グランドハンドリング(G/H)や保安検査員の人材確保が大きな課題となっており、特にコロナ禍での離職率増加が問題視されています。また、従業員同士のコミュニケーション不足も人材定着の障害となっていました。

実証実験では、成田空港内で働く5社の若手従業員を対象にeスポーツ大会を開催。アンケート結果によると、参加者は社内外の従業員とゲームを通じて交流できたことに高い満足感を示し、外国籍スタッフとのノンバーバルなコミュニケーションも好評を博したとのことです。

特に、20代から30代の若年層が多くを占めるG/Hや保安検査員にとって、eスポーツはネット上での交流を重視する世代に適したコンテンツです。上司と新卒社員がゲームを通じて交流する機会も増え、社内外のコミュニケーションが深まる結果となったようです。

成田国際空港株式会社 執行役員 片山敏宏氏 コメント

「コロナによって希薄化してしまった空港内職員間の交流について、プラットフォーマーとして機会提供を行うことの意義を前回の実証実験にて強く感じた次第です。今後の機能強化に伴う人員確保も見据え、空港内従業員の多くを占める20代~30代の方々を対象としたeスポーツ大会の開催を通して成田国際空港独自の交流促進を目指します。」

© 株式会社イード