【J1湘南】鈴木章斗 FW陣の熾烈競争も「負けたくない」、決定力磨き再起誓う

熾烈な競争を刺激に貢献を誓う湘南の鈴木章=馬入グラウンド

 J1湘南は6日、平塚市の馬入ふれあい公園サッカー場で全体練習を公開した。FW陣の熾烈(しれつ)な競争が続く中、20歳の大砲鈴木章斗は「いいライバルというか、(福田)翔生君やルキ(アン)、阿部君が得点に絡んでいるシーンが多いので自分も負けたくない」とアピールに躍起だ。

 前節のG大阪戦でベルマーレが放ったシュートは相手の3本に対し12本。「1試合通して自分たちのペースだったし、相手のコートで長い時間攻撃できた」。それはポジティブではあるが、裏を返せば攻守両面における精度の差ともいえ「今の順位が見えるような試合だった」とほぞをかむ。

 自身も3試合ぶりのスタメン復帰となったが、リーグ最少失点の堅守に阻まれて結果を残せず。「チャンスはあったと思うし、クロスに入れるかやシュートを打ち切れるかというところ」と課題をかみ締める。

 今季は開幕スタメンを勝ちとり3月に3ゴールと好スタートを切るも、4月下旬に左膝を痛めて離脱するなどやや精彩を欠く日々が続いている。「この前の試合は決め切る力や守りの差が出た」と責任を自覚し、「練習から点を決めるところや課題の守備を意識して取り組んでいきたい」と再起を誓っていた。

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