『S.W.A.T.』レギュラー、シャーロック・ホームズの相棒ワトソンが主役の新ドラマへ“異動”

名探偵シャーロック・ホームズの相棒ワトソンを主人公にした米CBSの新作ドラマに出演するため、同じCBSで放送されている人気ドラマ『S.W.A.T.』のキャストがレギュラーから降板するという。米Deadlineが伝えた。

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『S.W.A.T.』“番組終了”の隙を突いて…

『S.W.A.T.』のレギュラーから降りることが明らかになったのは、ニシェル・カーマイケル役のロシェル・エイツ。降板発表直後にCBSで進められている新作医療ドラマ『Watson(原題)』へ出演することが明らかになった。『Watson』はタイトル通り、ホームズの相棒として知られる医師のワトソンを主人公にしたドラマで、モリス・チェスナット(『ローズウッド ~マイアミ私立検視ラボ』『レジデント 型破りな天才研修医』)がタイトルロールを演じる。

『S.W.A.T.』は2023年5月に一旦はシーズン6で打ち切られると発表されるも、番組終了決定が何度も覆り、今年4月にシーズン8への更新が決定した。シェマー・ムーア演じる主人公ホンドーの妻を演じてきたロシェルがこのタイミングでレギュラーキャストから降りるのはやや衝撃的だが、製作陣は彼女に『S.W.A.T.』の世界に残ってほしいと考えているようで、シーズン8へゲストとして引き続き出演することに期待を寄せているという。

『S.W.A.T.』も『Watson』もCBS Studiosによる作品で、『S.W.A.T.』が打ち切りとされた隙に『Watson』への出演オファーがあったようだ。ロシェルを引き抜かれた格好の『S.W.A.T.』は、新たな女性キャラクターの投入を検討しているとのこと。S.W.A.T.チームのメンバーとなるキャラクターで、まずはゲストとして登場させた後、レギュラーに昇格させるべきか否かを見定めるつもりのようだ。

現代のニューヨークを舞台にホームズとワトソンの活躍を描いた大ヒット犯罪捜査ドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』で脚本・製作総指揮を兼任したクレイグ・スウィーニーがクリエイターを務める『Watson』は、犯罪捜査の要素を盛り込んだ医療ドラマになると考えられている。そんな新作でロシェルが演じるのは、東海岸でも指折りの外科医で、病院の医長を務めるメアリー・モースタン。ワトソンの元妻で、離婚後も彼を尊敬しており、謎に対する彼の洞察力を高く評価している一方、仕事に対する彼の型破りなアプローチにイライラすることもある役どころだという。

2024~2025年シーズンのミッドシーズンに放送予定の『Watson』の撮影はまもなくカナダで開始予定。ちなみに『S.W.A.T.』の撮影はカリフォルニアで行われている。

『S.W.A.T.』シーズン1~5はHulu、U-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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