西和賀出身 川村作品紹介 江釣子で美術展 北上線開通100周年記念

西和賀町出身の画家川村の絵画などを紹介している町立川村美術館所蔵美術展in江釣子

 西和賀町立川村美術館所蔵美術展in江釣子(江釣子地区自治振興協議会主催)は、北上市の江釣子地区交流センターで開かれている。JR北上線全線開通100周年関連イベントで、同美術館が所有する同町出身の画家川村勇(1927~2013年)の油彩画、水彩画を紹介。同協議会では、展示が北上線を利用して同美術館を訪れるきっかけになることを願っている。30日まで。

 川村は同町川尻生まれ。20代で上京し、厳しい放浪生活を強いられながら絵を勉強した。盛岡市にアトリエを構えて創作活動に没頭する傍ら、インドなど海外に滞在し風景画を数多く手掛けた。同美術館は1992年に開館しデッサンを中心に作品を公開している。

 時間は午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせは同協議会=0197(77)2468=へ。

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