伝統文化や授業体験 米ホットスプリングス市 生徒が花巻北高訪問

歌声を合わせるホットスプリングス市と花巻北高の生徒

 国際姉妹都市の青少年受け入れ交流事業で花巻市を訪れている米国ホットスプリングス市の生徒は6日、花巻市本館の県立花巻北高校を訪問し、授業を体験した。同校生徒と交流を深めるとともに、日本の伝統文化や学校活動などに触れた。

 姉妹校のアーカンソー数理芸術高校(ASMSA)の生徒4人を含め、14~18歳の16人と引率2人が来校。体育の授業でバスケットボールやソフトボールを楽しんだほか、総合的な探究の時間や茶道部の活動なども体験した。

 美術の授業では、花巻北高1年生とコミュニケーションを取りつつ、紙を使って四角を感じる独自デザインの立体作品を制作。音楽の授業では「ドナ・ノービス・パーチェム」を全員で輪唱した後、能の映像を鑑賞し、舞台そのものを楽器と捉える足拍子や、打楽器と能管の重なりなどに興味深げに聴き入っていた。

© 岩手日日新聞社