コピー、ロゴ決まる 岩手県内秋季観光キャンペーン 若者、外国人誘客へ

秋季観光キャンペーンのロゴマーク

 県内の自治体や観光関係団体などで組織するいわて観光キャンペーン推進協議会(会長・達増拓也知事)は6日、本県がJR東日本の重点販売地域の指定を受ける10~12月の3カ月間展開する秋季観光キャンペーンのキャッチコピーとロゴマークを発表した。キャッチコピーは「秋は短し旅せよ岩手」で、本県の秋の魅力を若い世代を中心にアピールし、インバウンド(訪日外国人旅行者)を含めて一層の誘客につなげる。

 盛岡市内で同日開かれた同協議会総会の中で公表した。

 キャンペーンは、10~30代の若者をターゲットに、自然を取り入れた体験や絶景・秘境カフェなど県内各エリアの特色ある秋の観光素材を紹介し、日常から離れて自然や絶景・食を楽しみながらリフレッシュできる秋旅を提案する―ことがコンセプト。

 キャッチコピーの「秋は短し旅せよ岩手」には、短いからこそ価値がある秋の季節を逃さず岩手を満喫してほしい―という思いが込められている。

 ロゴマークは、光の速さのように過ぎ去ってしまう岩手の秋の一瞬のきらめきを、県内が紅葉や夕景で輝く様子をイメージしただいだい色で表現。細身の文字を使用しつつ少しかすれさせることで短い秋のはかなさを表した。

 カフェやアクティビティー、自然・絶景、グルメ・酒、歴史・文化などをテーマにさまざまな旅行企画などを提案する予定。達増知事は「出来るだけ鉄道を利用し、岩手の隅々まで行ってほしい」と期待した。

© 岩手日日新聞社