イーロン・マスク氏が率いるアメリカの宇宙開発企業「スペースX」は大型宇宙船「スターシップ」の4回目の打ち上げ試験で機体を地球へ帰還させることに初めて成功しました。
アメリカ・テキサス州から6日に無人で打ち上げられたスペースXの宇宙船「スターシップ」は大型ブースターと分離して宇宙空間に到達すると、打ち上げから約1時間後に大気圏に再突入しました。
その際、高温で機体の一部が損傷したものの、計画通り、インド洋への着水を果たしました。
「スターシップ」はアメリカ主導の月面探査計画「アルテミス」で使用される予定で、過去3回の打ち上げ試験では爆発するなどして改修を重ねていました。
将来的に宇宙船とブースターは再利用することを想定していて、今回は切り離したブースターについてもエンジンを逆噴射しメキシコ湾への着水を果たしました。
