うるまの森、ホタル舞う 陸自訓練場の元予定地に隣接する「青少年の家」 10月ごろまで見頃

「県立石川青少年の家」の森の中で飛び交うホタル(約3分間露光した写真3枚を比較明合成)=6日夜、うるま市(竹花徹朗撮影)

 【うるま】国が断念したうるま市石川の陸上自衛隊訓練場設置計画の予定地に隣接する「県立石川青少年の家」(石原昌二所長)で、繁殖期を迎えたホタルが飛び交っている。6日は日が暮れた午後7時半ごろから、黄色く点滅するクロイワボタルが川辺で乱舞。宿泊学習で訪れた同市立田場小学校の5年生らは、初めて見るホタルに目を丸くしていた。

 石原所長(66)は「計画を断念させられたからこそ、美しい自然と子どもたちが楽しめる環境が守られた」とほほ笑む。ホタルの見頃は10月ごろまで。(中部報道部・又吉朝香)

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