女子プロレス「スターダム」のハイスピード王者・上谷沙弥（２７）が、「クイーンズ・クエスト（ＱＱ）」の新リーダーに名乗りを上げ、ユニット拡大計画を明かした。
３月いっぱいでＱＱをけん引してきた林下詩美が退団。新メンバー獲得を模索している中、上谷がラブコールを送った相手は２０２１年１２月にＱＱを造反し極悪ユニット「大江戸隊」に移籍した渡辺桃だった。改めてリーダーとしてユニットを引っ張っていく決意を示した上谷は、「私は、ＱＱを『生え抜きが切磋琢磨し活躍できる場所』にしていきたいと思ってます」と所信表明。その上で「外から参戦してくる選手が増えた分、スターダム生まれの私たちこそが団体を盛り上げていかなきゃいけない」と責任感に燃えている。
渡辺を新メンバーに選んだことは賛否両論があったが「桃は強さがあるのはもちろんだけど戦った時の直感。私は過去は気にしてない。面白いものをつくる自信があるからあの発言をした」と言い切り「桃とはあの時交わした忘れられない約束もある。その夢の続きをかなえさせてもらうよ」と意味深に呼びかけた。
今後はさらなる勢力拡大を視野に入れている。「他にも目星をつけてる選手はいる。最近デビューした梨杏とか、退団してしまったあの選手とか、かつての戦友とか…。まだプロレスに未練があるみたいだし」。老舗ユニットを背負う覚悟はできている。「みんなが想像している以上に、大きなユニットにしようと思ってる。スターダムの景色を私が変えます」と宣言した。
８日の名古屋国際会議場大会では上谷、レディ・Ｃ、天咲光由が組み、大江戸隊の渡辺＆刀羅ナツコ＆テクラと激突。名古屋決戦で何かが動き出しそうだ。
